濃くて刺激的な一年を

久しぶりに日記を書こうと思う。テーマは良く高校の時の小論文にありそうな「建築と私」って感じで。

大学の入学当時、建築を学ぶことに意欲的でいた自分は、入学前の春休みに知り合った建築学科の先輩に勧められた本を何冊か読んだ。あれは安藤忠雄さん関係の本だったと思う。そこに書かれた文章から伝わる熱意と、自分の想像力をかきたてられるものに、時間が過ぎるのも忘れる位に入り込んだ。その後、安藤さんの本を何冊も買ってきて読んだり、講演会にも積極的に参加するようになり、入学してすぐに先輩達に混じって熱心な建築学生の一人になった。その一年生の時にいろいろと動き考えたことが、二年生より始まる設計課題のモチベーションに直接繋がって行ったのだろう。

あの時の一年間がその後の三年を形作ったように、今から始まる第二ステップでの一年目が、その後の何年かを決定する気がする。またあの時の様な建築に熱心な自分に戻りたいなと思う。いろいろと本読んで、いろいろ考えてって感じで、また濃い時間を精一杯過ごしたい。


そんな感じで、九月より設計に戻ります。

様々な国々の人々

カナダに来て、出会った国々の人達が急激に増えた。今日はそれを全部あげてみようと思う。

韓国、台湾、ベトナム、インド、スリランカバングラディシュ、フィリピン、チベットパキスタンアフガニスタン、トルコ、イラクサウジアラビア、ロシア、エジプト、リビアトーゴアンゴラルーマニア、スイス、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、ポルトガルポーランド、カナダ、アメリカ、メキシコ、ジャマイカ、コロンビア、べネズエラ、ボリビア、ブラジル、アルゼンチンとかかな。ん〜結構いろんな国に会ったものだ。

その中に、今後も関係が続いていくだろうって人も何人かできた。自分を囲っていた壁が取り除かれ、外界との行き来が自由になった感覚かな。なかなか清々しくていいものだ。

今回のカナダ留学で少し残念だったのは、自分と同じような匂いを持った熱いもの志す奴等には、あまり多く出会えなかった事。二回ほど、トロント大学建築学科の奴等と絡むチャンスがあり、そこには自分の求めるそれがあった。それを垣間見れただけでも、いい経験だったのかもしれない。

今後は、英語を勉強する日本人というポジションではなく、熱いものを求めてやってきた建築人として活動していきたいなあ。そういう視点で活動していけば、自分の求めるような奴等にきっと出会えるばずだ。

そして旅はまだまだ続く…。

music and fashion

今日は休日。少し今までのことを整理して行こうかな。
こちらに来て、凄く興味を持ち始めたのがmusicfashion
musicに関しては、このブログの最初の記事で書いたんだけど、最近楽しいなと思うのが二つ目のfashion。まあ、fashionと言っても只のショッピングとか洋服を買い揃えることなんだけど。大学時代まで、洋服を買いたくても買えなかったので、主な理由としては自分のバイトで稼いだお金は全て建築の雑誌・本・模型代などに消えていっていた。大学を卒業し、今は少ないお金ながら、洋服を買ったりして気分を上げている。あと洋服にして、日本で買ってたよりこっちのMサイズが、自分の体にピッタリで綺麗に着こなせるのでテンションが自然と上がってしまう。

大学までは、学業的なものにお金を使い、自分の金銭的な余裕がなかったため、どうしてもmusicとfashionの地位は二の次・三の次だった。こちらに来て、その辺を遊び心を使って楽しめるようになったのは、ちょっと嬉しいことかな。そういう感覚的なものも、いろいろと勉強していきたいっすね。

帰国チケット予約

今日、日本に帰るためのチケットを予約しました。フライト日は6月14日で、日本には15日に到着する予定です。実際にはもう一ヶ月を切って(正確には26日?結構早いな…。)、いよいよだなと実感します。


今回の感想を一言でいうと、世の中には面白いことがいっぱい転がってるんだなってこと。まあ英語の基礎は固まったので、それを次のステップに活かしていきたいな。


カナダで考えたことは、自分の中である程度整理されたら、文章にしていこうと思います。

下積み時代の先に

一週間も一息ついたのでブログを書こうと思う。前回のshivaのミクシ日記の記事に触発され、その中にあった5つの内容を、自分なりに詰めてみようと思う。(○はshivaの文章 ミクシより)

○「やっぱプレイヤーになりたい。プレイヤーと言っても、単に金や組織だけを動かすことには僕は興味がなく、僕はあくまでテクノロジーに拘っている。」

○「35歳ぐらいで一勝負したい。独立、起業、転職いろいろな選択肢がある。会社で一生勤めて出世を志す道はとてもつまらない。視野が狭すぎる。」


 プレーヤーとして生きたい、自分の言葉で表現すると”舞台に立って勝負したい”ってことだろう。それはすごく良く分かる感情だ。そうでなければ、自分は今頃大学を卒業して、大学同期と同じようにハウスメーカーに、何の疑問もなく就職していただろう。多分30代の半ばより訪れる”舞台に立つチャンス”に向かって、そこで自分を惜しみなく表現できるように、スキルを磨き続けることが大切だ。

 その勝負をかける時に、どんな能力がないとマズイかを正確に考え、20代の下積み時代を自分なりに行動に移したい。35歳ぐらいで一勝負したいとshivaの文章にもあるように、そこでどう仕掛けられるかが中間的な最終目標だと思う。20代はその一点に向かって収束するのだろう。友人と会い飲みをした時に、そういう話を段々と具体的なレベルへと近づいて行きたいものだ。


○「20代は多少辛くともがむしゃらに苦労しといたほうがいい。ただし30代、40代になって、同じ苦労をしてはいけない。ステップアップが必要だと思う。」

○「僕は20代(+30代前半)をなんとか堪えたい。20代さえ耐えられれば、一気にゲームは面白くなるはず。職人系は特にそういう世界だと思う。」

○「ビジネスマインド、ビジネスセンスを養っておきたい。新規性の高いプロジェクトなんかに積極的に参加してみたい。」


 舞台に立って自分を始動させる時が35歳前ぐらいだと仮定した時、その前の20代から30代前半は、自分のスキルを磨き、武器として戦えるようにする訓練の期間だ。友人のakのブログを読んでいても、いかにその時期が大変なことか、こちらにも伝わってくる。その時期をめげずになんとか生き残った時、俺等の時代が来るのだと思う。

 そしてその時は、今と同じような努力をしていてはいけない。英語力なんかは、自分の最高の武器として使えてなくてはいけないだろうし、一通りの建築・空間を作るスキル・知識はなくてはいけない。そこをこれからの10年をかけてじっくり身に付けたい。

 shivaやakもその辺を狙って行動する・しているのだろう。面白いことだ。どっかにこういう言葉があった。「面白きことなき世を面白く」多分そういうことなのだろう。みんなと舞台の上で会いたいものだ。

 俺も仕事を通して、どんどんと大人になるのであろう。といっても、まだ俺は就職していないのだが、早くその時が訪れて欲しいと思う。まあ、まずは英語を身体化させなければ。

五月になりました

そろそろ帰国の時期が近づいてきました。あと一ヶ月は今と同じ様な仕事中心の生活をして、残りの2週間ほど観光を楽しみたいと思います。こちらに来ての生活はあっという間だったので、まだ何も観光らしき事をしてませんでした。最後の2週間は仕事もやめ、ゆっくりとカナダを堪能しようと思います。

帰国が近づいているということは、もう一つやらなければならない作業があります。それは、帰国後どういう生活を送るかということ。ある程度は自分ですでに決めてあるのですが、そのためにはいろいろと情報を集めないといけないなと最近自覚しております。ので残り一ヶ月はその辺のことで追われそうです。


今一番したいことは、日本の友達と会ってグダグダと飲むことかな。