mu-suの品格

このブログ、最初の頃は自分の内面的なことを書こうと思ってる。
自分のやりたいことはなんだろうと良く耳を傾けている。それはそれでいいことなんだろうけど、その思考の中心は自分で、今は自分で精一杯で周りの人を見る余裕が全然ない気がする。無償で人のために最善を尽くす人達の世界とは正反対の世界にいる。マザーテレサの考えていたこと・その精神性とかは今の自分とは遠い。確かに、人にお酒をじゃんじゃん飲ませてばっかりいたあの頃に比べれば、大分成長したと思うんだけどやっぱりまだ程遠い。その辺がもう少し実感できるようになると、また世界観が大きく変わりそうだ。
何かを判断する時、一番重要なのがその人の持つ価値観。今の俺の価値観なんてたかが20年ちょっとでできた物凄く薄っぺらい物にすぎない。やっぱり自分の今の経験からくる価値観だけでは物事を判断するには限界がある。もっと深く根ざした真理みたいのを知りたい。今の自分では、いつか取り返しのつかない大きな判断ミスしてしまう気がする。
この間、ネットで本を検索していたら面白いのを見つけた。ソフトバンクの北尾氏が書いた「中国古典からもらった不思議な力」という本。彼の価値観を左右する物の中に東洋思想が根づいているらしい。「孔子からはじめて、孟子老子とたどり、立ち返って孔子を読むこと。」とインタビューで言っていた。
資本主義が発展した日本という国で生まれた俺等。そういう中で忘れがちな日本人としての品位、人としての道徳観をどう身に付けていけるか自分には大きな問題だ。