ブログについて

ブログを始めて気が付いたことがある。それは凄く単純なことで、毎日ちょっとした思ったことを書くことは中々難しいと言う事だ。何か思ったことを書くということは、新しい知識的・体験的な情報を自分の中に取り入れ、その新しく自分の中に入ってきたもの対し、自分のフィルターを通し定義づけしたり、整理したりする行為だと思う。定義つけや整理というのは、自分はこう考える、こういうことは大切だとか、それは良くない事だと思うという様な、自分の反応を示すということ。

実はこの行為を毎日繰り返すのは相当大変なことである。毎日決められた時間の中で、新しいものに対し自分を開き、そして入って来たものをそのままスルーさせるのでなく、自分のものとするために考える必要がある。毎日そんな時間ないよ〜と言いたくなるが、そういう行為を習慣化させないと、ブログを毎日書くのは難しいと思う。そのためには、自分の情報処理のスピードをもっと高める必要がある。そしてそのスピード感覚になれることだ。

ある人のブログを読んでいたら、その人物は一ヶ月で60冊の本を読むとのこと。単純計算で一日2冊の本を読む事になる。一日2冊分の新しい情報が入ってくるのに対し、自分は一ヶ月3,4冊といったところだ。それでは、毎日物を書く時の情報量にかなり差がでてしまう。

そういう意味でも、ブログを多く書くことは、自然と情報処理のスピードを上げるのに役立つと思った。なぜならその分の情報量を毎日仕入れなければいけないからだ。そしてもう一つ付け加えると、ブログと日記の違いには、他人がそれを見る事が上げられる。他人が見るから同じネタを書くわけにはいかない。一方日記は自分の思ったことだけを、徒然なるままに書き留めればよい。あまり頭を使わなくてすむが、ブログにおいてはそうはいかない。

ブログを書くということはある意味訓練である。